「企業に倫理を、職場に心を、家庭に愛を」
県内12の単会で毎週セミナーを開催して共に学んでいます
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活動・実践報告
Information
今回は、庄原商工会議所 本平 正宏 専務理事に「過疎地型MaaSの現状と課題、今後の展開について」と題しましてご講話をいただきました。本平さんには約3年前にも講話をしていただいています。 その時はMaaSに取り組んで間もない時期でしたので、今年は4年目となりどのようになったかのお話をしてくださり興味深く聞かせていただきました。 MaaS(Mobility as a Service)とは簡単に言うと、様々な交通手段や移動関連サービスを含めて、一括で検索・予約・決済が可能になること。(日本版Maas 国土交通省) まずは前回の講話の時のおさらいをしていただきました。 まずはMaaSへの取り組みについてお話をいただきました。 プロジェクトの立ち上げ、地域の交通課題や検証、協議会の組織と話し合いなどについてのお話もしていただきました。 当初はアプリで完結して運営することを大きな構想としていたそうですが、結果的に現状ではアプリで完結して運営することは難しいということになったそうです。 <1年目の取り組み> デマンド交通の導入、交通検索サービス・決済対応アプリ等開発、交通以外あのサービスのとの連携(買い物・衣料)など [実証後] アプリの利用ができず、結果アナログになった。 <2年目の取り組み> 庄原市で実証実験、完全アプリ利用でオンデマンド交通実証、高齢者のデマンド交通への対応実証 [実証後] MaaSの運用はハイブリット(アプリ+電話)が必要 <3年目の取り組み> 市町・交通事業者・地域住民・商業施設などの連携により、デジタル技術を活用しながら交通と生活サービスを「ひとつのサービス」に統合し、公共交通ネットワークの利便性と持続可能性の向上を図る。 [実証後] 実走を見据えた、最終実証実験としての位置づけができた。 <4年目の取り組み> 庄原MaaSステーションを設置。地域のあらゆる情報(交通・観光・飲食・宿泊・消費・イベント・・・)を集約し、ニーズに沿った提案・案内ができるように、専属オペレーターを配置(行きたい場所の、行ける手段、その他の情報の見える化) 貨客混載 データ連携 観光系MaaSへのトライアル [今後へ向けて] 日本版 過疎地型MaaSシステムの構築の準備 このレポートでは書ききれないほどの様々な取り組みをされ、実証実験をおこない、成功・失敗を繰り返しながら改善をされています。 最後に過疎地型MaaSの今後の展開をお話していただきましたが、実現できれば庄原が全国のモデルになり、高齢化社会、過疎化、交通などの問題解決となると感じました。 とても興味深く、ワクワクするお話をしていただきました。 様々な課題がありますが、広島の県北で先進的な取り組みをしておられることを誇らしく感じながら今後の展開がとても楽しみです。 最後に記念撮影📸
来週も多くの方のご参加をお待ちしております。