県内12の単会で毎週セミナーを開催して共に学んでいます
活動・実践報告
◎講話者
広島市中区倫理法人会 副会長
(有)カスターニャ 専務
竹村 通子 氏
今朝は、広島市中区倫理法人会 副会長の竹村 通子さんに「倫理は私の羅針盤」というテーマでご講話をいただきました。ご主人(広島県倫理法人会 副会長 竹村 茂 氏)もご一緒に参加されました。
竹村さんの倫理との出会いは、お母様が家庭倫理に通われていので幼少の頃から倫理が身近なものだったそうです。
お母様は大人しく、いつもニコニコと穏やかな方で怒られた記憶がないそうです。
お父様は亭主関白な方でしたが、ご両親の喧嘩は見たことがないとのことで、これも倫理を学ばれていたからだと思いますとのことでした。
お母さまは小さな竹村さんによく「幸不幸は自分の心の中にある」とよくおっしゃられていたそうです。
竹村さん自身も小さな頃に倫理の集まりに参加されたこともあり、お菓子をもらえて楽しいところという印象だったそうです。
また、お祖母様も毎日いいお話が聞けると思って家庭倫理に通われていたそうです。
なんと、その時にお話をされていたのが丸山敏雄先生だったそうで、お祖母様にどのような方だったかを聞くと、とてもオーラがある方だったそうです。
小さなときに知らない男性に手を引かれバイクの後ろに乗せられてたことがあったそうで、ちょうど信号でバイクが止まっているときに、前から偶然お父様が歩いてこられ「おーい、通子何しとるんじゃ」、「あっ!お父さん」というと、男性は竹村さんをバイクからおろして、そのまま走り去っていったそうです。
今思えば怖い出来事でしたが、これも母親が倫理に一生懸命に取り組んでいたからとのことです。
また、町中を歩いていると、前から短大でお世話になった先生が歩いてこられて、ばったり会いました。
そうすると「ちょうどよかった、いい人がいるので会ってみない?」と言われてお見合いをすることになりました。そのお見合いの相手が今のご主人です。
その時にご主人がおっしゃったのは「主人と子どもの喜ぶ顔を見ると嬉しい?」と言われ、
倫理を学んでいたので「そうですね」と言ったことが結婚の決め手になったそうです。これも倫理のおかげです。
今でもご主人に感謝されているとお話をされています。
結婚されて、お義母様も優しくしてくれましたが、80歳になられたときに、
「昨日はたくさんの人が来てたけど何かあったの?」と言うようになり、病院に行くと認知症であると診断されました。
その時ちょうど倫理の研究員の方の指導があり、そのような話しをすると「お義母さんを受け入れてください」と言われました。そのとおりに全て受け入れるとても穏やかだったそうです。
しかしその後、お義母様が骨折をして入院し寝たきりになられ、その後、自宅で介護をすることとになられました。寝たきりの介護は毎日とても辛かったそうです。
そうしてある時また、倫理の研究員の方の指導を受ける機会がありそのことを相談しました。すると研究員の方は「苦しい、辛いでしょう」、「しかしお義母様はどう思っているでしょうね?」と言われました。その言葉を聞いてドキッとしたそうです。
その時は自分のことしか考えていなかったことに気づかされたからです。
「あなたが苦しい分、お義母様も苦しい」、「明るい心で、仏壇に手を合わせて、真心を込めて介護をしなさい。ご先祖様も見ておられる」と言われました。
寝たきりの介護は辛いけれどもお義母様に真心を込めて介護をしようと気持ちを切り替えることができたそうです。
しかし寝たきりの介護は綺麗に体を拭いても、完全には清潔になりません。
お義母様はお風呂が好きだったので入れてあげたいけれども、一人では無理でしたが、ある時ご主人が帰られて、竹村さんのそんな姿を見て一緒にお風呂に入れようということになりました。
お風呂に入られたお義母様はとても気持ちよさそうで、ご主人がそれを見て喜んでおられる姿を見られて、竹村さん自身とても嬉しかったそうです。
また、子ども達も協力的でとても助かったそうです。
倫理を学ばれていることで、気持ちを切り替え、介護は辛いこともあるけど、感謝の気持ちを持てたそうです。
倫理の実践で自分を変えることができた体験です。
会社の方は今までも困難なこともたくさんあったが、今では常務である息子さんが会社を取り仕切ってくれている。会社を継いで一生懸命にやってくれている。
息子さんには感謝して、信じて、任せきっているそうです。
最後にご主人が発表されました。
今ではお母様をお風呂に入れたことはとてもいい思い出になっている。
そしてお母様にとても感謝の気持ちを持つことができたとのことでした。
あの時、倫理を学んでいなかったらお風呂には入れていなかったそうです。
週一回、モーニングセミナーに来ていることでそういう気持ちになれたそうです。
とても感動的なご講話をいただきました。
来週も多くの方のご参加をお待ちしております。